41.アブダクト the X-Files

フェルゼンは望遠鏡を買いました。

「コレを使えばアントワネット様の様子が一目でわかるぞ」

いや、あの…フェルゼンさん、それはちょっとヤバいのでは…(^_^;)


とか言いつつ、本当は天体観測です。

フェルゼンは何が好きかわからないので色々と試したんですが、割と好き嫌いが有るみたいで…


バスケットボールは1回だけでやめてしまいました。

ダンス用のブースを買ったんですが、フェルゼンはこれも1回だけで飽きてしまいました。

これ、見慣れぬ形ですが、この中で一人で踊るためのモノらしいです。


ソフィアさんにいたっては、コレをオリと間違えたらしく「出して〜!」と嫌がるほどです。


スカイダイビングマシンも試しました。


「ぎゃぁぁぁっあああっ!」

どう見ても嫌がってますねぇ。(^_^;)


「こんなもの、二度とゴメンだ」

出てきてから悪態をついてました。


だけど天体観測は割と好きみたいです。


「お兄様、早くベッドに入って下さい。寝不足になりますよ」

でもフェルゼンはソフィアの言うことも耳に入ってない様子。

そんなことを言っていたら、ソフィアの方が眠くて倒れてしまいました。

シム人は疲れたら所構わず寝てしまうそうです。

でもソフィア、あまりにも哀れ……。

ところがその頃、望遠鏡を覗いていたフェルゼンに異変が!

空から白い光が差してきたかと思うと…


フェルゼンは体の自由を奪われ…





空へと舞い上がったかと思うと、そのまま姿を消しました。


後には望遠鏡がポツリと残されています。


翌朝、起きてきたソフィアは兄がいなくなったのに気付きます。


「お兄様がいなくなっしまったわ。誰かにさらわれたに違いない」


どうする事も出来ずにソフィアはシクシクと泣き始めました。

みていてものすごく可哀想。(T_T)
しばらくこうして泣いていました。



でもお腹は空くようです。


しょんぼりしているソフィア。

…と思ったら、メロドラマ見てました。

「お兄様のことだもの。きっとひょっこり帰ってるわ」

ソフィアってわりとお気楽キャラだったりして。


そしたらフェルゼンは、本当にひょっこり帰ってきました。

いなくなったのと同じ場所に突然現れ、ぼう然と立ちつくすフェルゼン。

「あれは何だったんだろう。私は何をされたのだろう」

フェルゼンはおぼろげな記憶で、自分が宇宙人にさらわれたことだけは思い出しました。

ソフィアに話をする間もなく、疲れて眠ってしまったフェルゼン。


ソフィアもホッとしました。


兄が無事だったので嬉しさのあまり、絵を描き始めるソフィア。

よほど嬉しかったようです。


次の日の朝、ようやく体力を回復して起きてきたフェルゼンはソフィアと二人で無事を喜びました。
「私は帰ってきたぞ〜!ヤッホ〜」
フェルゼン、嬉しさのあまり、ソフィアの腕の中に飛び込みます。

「お兄様、おっ重いですわ…」
ソフィアはそれでもふんばります。

う〜ん、これって普通、男と女が逆じゃないですか?

どうもフェルゼンは宇宙人に誘拐されて性格が変わってしまったようです。

このダンス用のブースも、再び乗った時はさすがにさらわれた時のことを思い出したのか「出せぇ〜!」と言ってましたが…




次の瞬間、ノリノリになってました。
ダイビングマシンも超お気に入りになっていました!
しばらく出てこようともしません。

どうやら真面目な青年が、陽気で活動的な人にパワーアップしたようです。
たとえるならホセ・メンドーサがカーロス・リベラになったようなもの?
…って、そりってマニアックなたとえだったりして。


スーパーフェルゼンの今後の活躍にこうご期待!

…と言うほど大げさなことは今後も起きないとは思いますが、宇宙人にさらわれると、本当に性格が違って帰ってくるのだそうです。

「これを覗いていたらお兄様のようにどこかへ連れて行かれてパワーアップするのかしら?」

ソフィアは望遠鏡に興味津々。

一度に二人とも性格が変わったら、プレイヤーが管理できないからやめて下さい、ソフィアさん。
代わりにプールで泳いでいて下さいね。

ソフィアは仕方なくプレイヤーの指示でプールに行きました。
でも楽しそうに泳いでましたよ。


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2007.6.8.