34.謎の人、フェルゼン


ある日、アンドレの家の庭にフェルゼンがやってきました。

フレンドリーに挨拶をしようと出ていくアンドレ。



やぁやぁなどと、普通に挨拶していたんですが、突然、フェルゼンは指人形を出してきて、アンドレをからかいはじめます。


アンドレも負けていません。
同じく、指人形を出してきて応戦します。


そして仲良くなりました。

男同士の友情はよくわからない。


数日後、アンドレが偽黒い騎士のコスプレでテレビを見ていたら、フェルゼンがいきなり入ってきました。


勝手にコーヒーまで飲んでます。

なかなか遠慮のない性格ですねぇ。
と言うか、貴族に常識は通じない?

その後、すぐにフェルゼンは玄関ドアから出ていきました。
もう帰るのかと思い、せめてあいさつしようと追いかけて出ていったアンドレ。

ところがここで又、フェルゼンにいきなりからかわれました。

襲いかかるフリをするフェルゼンと、驚いて飛びのくアンドレ。

あまりの突然さにアンドレよりもプレイヤーがビックリ。

フェルゼンの行動は突然すぎたので、思わず角度を変えて見てみました。

「あははは〜!アンドレ君、びっくりしたかね?」
フェルゼンはさわやかに笑って言いました。


「わけのわからないヤツだなぁ」

アンドレ、不思議そうな目でフェルゼンを見ています。

まあせっかく来たので、どうせならと、食事も出します。

しかしフェルゼンは後かたづけを手伝いません。
お皿を片づけるアンドレの横で好き勝手にしゃべりはじめるフェルゼン。
かなりのマイペースぶりです。

ふりまわされるだけなので、もう相手をするのに疲れたアンドレ。

フェルゼンを放置して、庭のジャグジーに入りました。

するとフェルゼンも追いかけてやってきて、頼まれもしないのに一緒にはいってきました。

「私は飛行機の旅が好きでねぇ。ははは。世界を回って知識を身につけているのだよ、アンドレ君」
フェルゼンの貴族チックな話がはじまりました。

「俺、あんまし飛行機は好きじゃないんだ。フェルゼン伯爵」
アンドレはぼそりと一言。

会話が続きません。

シラッとした空気が流れるジャグジー。

さらにプレイヤーが間違って、アンドレに対して、フェルゼンを「抱き寄せる」というコマンドを出してしまいました。

アンドレに抱きつかれて抵抗したフェルゼン、二人の人間関係はいきなり悪化。

しかしそれでもしぶとく居座るフェルゼン。

アンドレもあきれてジャグジーから上がり、勝手に寝てしまいました。


一人になってフェルゼンは、話し相手がいなくなり、ようやく帰って行きました。

なかなかただ者ではない伯爵ですね。


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2007.5.14.