32.あと一歩で


アンドレは今日こそプロポーズしようと、気合いビシバシでオスカルさんを自宅に招待します。

深紅の薔薇の花束、ダイアモンドの指輪、準備は完璧です。



「さあ、どうぞ我が家へ」
と、言いかけたら、たまたま通りかかったソフィアが二人の間にスポンとハマりこみ、にっちもさっちもいかない状態に。

おかげで、気分は盛り上がらないまま…

ひとまず、食事でオスカルさんの気分を和らげます。

おかわりをして、まずまずゴキゲンなオスカルさん。

お片づけするアンドレ。なかなかマメです。



←食洗機にお皿を放り込む図

食事も済み、テレビを見ようとするオスカルさんを引き留め、いちゃつくアンドレ。

ちゅーしたけれど、抵抗されずに済みました。

さあ!アンドレ、一気に押しまくれ!!

深紅のバラの花束攻撃。

ダイヤの指輪攻撃!
これは良く効く!

と……思いきや、まだ空腹だったらしいオスカルさん。
再び食事が始まりました。

「パソコンはやりすぎると体に良くないぞ、アンドレ」

オスカルさん、あまりパソコンは好きではないようです。

「あちこちサイト巡りしていると時間がかかって仕方がないし、目にも良くない」



まるで私に言われているようだ(プレイヤー)。

「う…ん。でもまぁ、サイト巡りもほどほどだと楽しいよ」
ちょっとオタッキーな?アンドレ、実はパソコン好き?

ささやかに反論します。

さて、今度こそ落ち着いてテレビを見る二人。

いや、アンドレは足がもじもじ。
何となく落ち着いてません。

アンドレはオスカルさんに身振りで「はぐはぐ?」と語りかけます。
ちよっと消極的なところがかわいいかも。

「んで〜、ちょっと席替えをして欲しいんだけど…」

「そうそう、こんな感じで…」

「ごほん…」

じりじり

ぎゅっ!

chu!!

「アンドレ…」

オスカルさん、目がうるんでます。

調子に乗ってももう一度、ちゅー。

しかし……

「兵が見ている」
オスカルさん、妙に落ち着きません。
「やっぱりいやだ」

そりゃあ二人とも衛兵隊の軍服を着ていたら、兵舎にいるような気分になるのでしょう。

アンドレを押し戻す、真面目なオスカルさんなのでした。

とは言えここはアンドレの家なので、他の兵士はいませんよ。

しかしアンドレ、オスカルさんに抵抗されて、おとなしく撤収〜!

この気まずい雰囲気ではプロポーズも出来ず………計画は頓挫。

しらぁ〜と冷たい空気が流れます。

それを察知したのかオスカルさん、突然立ち上がり…

無言で帰ってしまいました(泣)

ぼう然とオスカルさんを見送ったアンドレ。

仕方ないので「オスカル命」Tシャツを着て、次のチャンスを待つことにしました。


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2007.5.14.